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■■■簡単な紹介■■■ |
![]() 一般的な“賑やかで華々しい”時期としてではなく、その年代特有の不器用な “優しさ”と、それにより生まれてしまう“寂しさ”を湛えた、人生の静かな季節としての青春を 「大切な何か」を探す過程として描きます。 なくしたことを悔やむ時を過ごし続け、見逃してしまう大切なもの。 掴みかけた温かさを大事にするあまり、失われてしまう何か。 そして、それに気付く時、初めて見えてくること。 それらを登場人物達の心の機微と、それに呼応した情景描写で表現する、 静かで、センシティブな作品です。文章とキャラクターの繊細な筆致が描き出す、 いくつかの青春、そして人生の物語。 監督である古我望と原画家である八樹隼一郎の織り成す世界をご覧下さい。 |
■■■ぶっちゃけたエロゲー感想■■■ |
![]() 内容はプレイメモと軽めの評価。時間が無ければ評価だけ読んどけば良いハズ。 あと、メモは意味もなく完全ネタバレしてるからその辺りも注意ね。 ![]() CG→80+α点。 水彩塗り。詳細はメーカーページで。一枚絵も立ち絵も余り手抜きが無くて好感が持てる。 たまーに等身が変わってるような気もするが、気になる程でも無い。 それと背景も結構綺麗だったりとかするよ。地味だけど実は結構効く所。 ![]() シナリオ→75点 神経病の主人公を中心にして狭い範囲でちょこまかと。 基本的にヒロインとは1対1→ということで個別シナリオは長め。 導入部は良いものの、最後の方になってくると帳尻合わせみたいに展開が 唐突になって付いて行けなかったりとか、そんな感じ。 あと、一周2時間ちょいも有ればエンディングまで行ったり。 ってことで総プレイ時間は10時間も行きません。 あ、こういうタイプのなら当たり前だけど18禁は「オマケ」ですよ。あしからず。 ![]() 声→85点 脇の男性キャラ以外は総じて良い方。 演技も余り狙って作った声を出してると分かる程でも無くて好感が持てる。 ![]() サウンド→70点 ボーカル曲2。BGM17。可も無く不可も無く。 量はシナリオの長さから逆算して丁度良いくらいかね。 ピアノ曲とかクラシックギター曲(多分電子)が多くてそこは良いかなと思った。 そうそう、特典でボツオープニングとかが入ってたり、サウンドトラックCDが付いてたりするよん。 ![]() システム関連→75点 セーブ領域90。コメント作成機能付き。 メッセージスピード&セリフ・SE,・BGM音量各無段階調整可。 個別Voiceカット機能。Font変更機能搭載 etc。 普通程度には使い易い。 が、目新しいシステムは特に無い。ま、「ノベルならこれで十分」って程度だと思って。 ————————————評価はここまで———————————— ![]() ![]() タイトル。波の音。静かな感じで良い………というよりはありがち感が漂う。 オープニング。ちょっと急ぎすぎた感は有るけど、 一応補填というか言い訳はされてるので許容できる範囲。 ムービー。個人的には邪魔。とはいえ単にムービー嫌いなだけで出来自体は結構良いと思う。 英語のボーカル。発音レベルは中の上辺り。 ヒロイン1(古坂 有花)のキャラクターと声が微妙に有って無さげ。 演技レベルについてはnot守備範囲だが、まぁそこそこだと思う。 ただ、脇キャラ、特に男はちょっと下手な気がするよ。素人にしか思えない……。 ![]() 序盤。シナリオ回しは好み。主人公?にちゃんとキャラがくっついてて好感持てます。 ただ、精神病患者って設定は好みが別れそうなトコだけど。 それと、単に「ゲームプレイヤー=主人公」嫌い→反動で。ってのも有るけどさ。 そうそう、ヒロイン2(佐倉 詩希)との最初の絡みで、 ヒロインが「私の苗字は佐伯に倉敷の倉で佐倉」とかそんな台詞を吐くんですよ。 いや、佐伯の佐は良いとして、倉敷の倉は会話で聞かされたら 一瞬では思い浮かばないと思うんだよねぇ。地名だしさぁ。 ま、自分の教育レベルが低いだけかもしらんがね。 しばらく読んでくとヒロイン3(希崎 恵)登場。 まぁ、馴染みの店でコーヒーを飲むシーンなんだが、一つ気になった。 「尚(主人公)君はどうする?いつものように『モカのブラック』でいいかい?』 いつも通りかどうか聞くなら何も種類を言わんでも。……スマン、至極どうでも良い話だった。 数枚後、女医(智子)登場。ここで演技評価を「結構出来てるんじゃない?」に訂正。 ヒロイン4(柚月 未憂)登場。普通に会話。その後ヒロインと別れて屋上へ。 屋上のダイヤル式キーの番号が「0843」なのはライターの遊びだと考えておくことにする。 たまに漢字の使い方が濃い。『尤も』とか『気の所為』とかそんな空気。 言葉そのものは別に狙って古いわけではナシ。 ![]() 気になったこと。 プレイ50分で選択肢が2つ。個人的には有り難い(というか、 選択肢はゼロで良い)が、一般的には手抜きっぽく見えるんだろうなぁ。 実際手抜きなのかもしれんし。 それと、主人公の心理状態説明文の文字はウィンドウ下部じゃなくて全面表示になるよ。 これも好き嫌い分かれそう。 1時間経過、ヒロイン5(川原 砂緒)登場。コンフィグの音声設定で確認する限り、 ヒロインはこれで全部出尽くした……ってことはここからは 四段組み立てなら二段目に入るんだろ、多分。 サウンド。まぁ、可も無く不可も無く。そのまま読み進める。 夜の海シーン登場。あぁ、そういや随分と長い間海行ってないわぁ。 選択肢3登場。どうやら20〜30分に一個のペースで出てくるらしい。 特に目立つ程の展開も無くダラダラと2時間経過。で、休憩。 隣でハネてる犬と戯れ……って夜中に吠えるんじゃねぇぇぇぇぇ!絶対しつけ間違った……。 再開。ダラダラダラダラ……!急展開。 わずか15分の間にいきなりヒロイン4加速→告白される主人公。 えー、もうエロシーン突入?……ふぅ。どうやらそれは避けられた模様、安堵。 と思ったらまた急展開。「ああ、持ちこたえきれんか……」と思ったが、またもや回避。 どうやら第二部も中盤に入ったらしく、学生純愛モードに突入。 プラネタリウムでデートねぇ。最近のカップルはもうそんな古臭いことはやらんのだろうか。 街頭アンケートしてみたいわぁ。 っていうか昔グルグル回るせいで酔いかけた記憶が有るな。 そしてストーリーはお約束通り主人公が自己意識に悩みながら進むわけで。 そうそう、街でよく見る光景。中学生カップルの手が微妙な距離で行ったり戻ったり。 アレは良いねぇ。せーしゅんだなぁ、うん。 2時間45分経過。ナイステンポで第三部突入。 それにしてもベッタベタだ。良い意味で、な。 そして3回目の山場……っとここでボーナスゲーム突入。 結局ここまでの選択肢は5〜6個。 ボーナス中でも台詞はある程度通常モード。 漢字使えるトコはちゃんと漢字だったりとかもします。 良いか悪いかはまた好みの問題だろうなぁ。個人的には「ノベルだからアリじゃね?」と。 あ、ボーナスだから尺は長くは無いことをここで注意。 あい、一応やることもやったってことで第4部です。 ボーカル曲も流れてきてなんか映画っぽい。 ……ってオイ!あーあ、安易に倒れさせちゃったよ。 多少それっぽい伏線張ったからって何もムリに殺さなくても良いのになぁ。 しかもいくつか伏線そのままだしさぁ……とか言ってる間にヒロイン4死亡→終了。 ちょっとコレは頂けない。 もうちょっと無駄に最後を引っ張った方が「いつ終わるの?」的に楽しめるんだが。 あと、やっぱ安易に倒れさせるのは勿体無い。 ![]() CGモード確認。 どうやら大体回収出来てる。ということはアレで普通エンドなわけね。 ふーん……ってあら?CGモードで見る限りどうやらヒロイン5人じゃなくて3人か4人な模様。 えーと、どうやらヒロイン1が脇役な模様。 「ふーん、だから声が有ってないような気がしたわけね」と9割方間違ってる邪推を一つ。 ってことで2周目。初回でスキップ不可だったムービーもスキップ可に。 というか、最速にするともの凄い早さでスキップされる。 大して選択肢も無いし内容も覚えてるから嬉しいね。 でも、出来れば何周もしないでまとめてくれる「CROSS†CHANNEL」 みたいな造りの方が好感持てるんだけどね。 ま、アレは舞台背景に助けられてたってのも有るだろうが。 うーむ。明らかにセーブ90個も必要無さそう。 ま、「備え有れば憂い無し」ってトコですか。どうせシステムベースは流用してるんだろうし。 序盤でキーっぽい選択肢発見。2人ヒロインが居て「どっちを見るか」。 ……なんて分かりやすいんだ。「終末の過ごし方」を思い起こさせる造りだわ。 さて、2個の選択肢によりヒロイン2の倉敷娘と過ごすモードに突入。 大体第二部始まったトコからだから、まだそこそこ遊べそう。 1回目と同様に場面の転換部分は結構良い感じ。 でも、4時間近くになってくるとさすがに少し眠い。 それにしても「弱弱しい」(何故か弱々しい……ではない)@形容詞が異様に多いな。 何か狙ってやってるんだろか。 ヒロイン2の飼い猫が弱り始めて3部開始。 死ぬ間際の犬猫は元々の生命力が強い分傍目には辛いものがあるね。 ま、でも、当然飼う前に覚悟しておかなきゃいけない話だけど。 2回目終了。 2回目も起承転結4部劇の基本そのままみたいな展開。 そしてやっぱり結は急。 でも、死ななかった分想像の余地を残したって点では1回目のエンドよりはマシか。 あ、ちなみにボーナスは1ステージ。尺はやっぱ短め。 ![]() 仮眠取って3回目突入。 さすがにここまで来るとスキップ部分も多くなってはくるものの、 選択が多いゲームよりは随分マシ。シナリオ上の不具合も出ないしね。 適当に2つ3つ選択肢を選ぶと、どうやらヒロイン3の眼鏡小姑役と過ごすモードに入った模様。 ……うーん、3連続で構成が同じ長さってことはテーマ合わせて書いたことをアピールしてるっぽい。 プラトニックチェーンみたいな狙いが有るのかも。 まぁ、アレは作家が全部違うけど。 とかいってる間にボーナス突入。コイツは他より尺がちょっと長い。 ……意味は無いけど。 あ。主人公……名前は有っても目は入れて貰えないのか、不憫だねぇ。 ハイ、多分ラストの4回目。膝の上で犬熟睡。足が動かせん……。 で、ヒロイン5のピアノトラウマ少女ルートに突入。 ここまで来て新キャラ(ヒロイン5の妹)登場。 と思ったら結構ストーリーに絡んできたりして。 そうそう、この作品設定に海が結構絡んでる割に水着が一切出てこない。 あと、登場シーンの転ぶ→安易なパンツ見せとか無駄な部分が無い辺りも良い感じ。 ……げ、トラウマ克服シーンのピアノがmidiっぽい音。 これにはちょっと興ざめ。 BGMの電子ピアノはちゃんとした音鳴らしてるのに何を考えたのやら。 で、展開は先の3回と一緒……と思ったら突然プツっと終了。 選択肢を間違えたらしいのでそれらしき所で再開。 まぁ、そんな大した差も無くオチが付いて終了。 CGモードで状況を確認。まだ見てない物が有るらしいのでアンコールで5回目突入。 今まで選んだことの無い選択肢を選んでいく。 お、なんか別ルートが有るらしい。ってあら。 今更水着出てきた。そしてヒロインほぼ全て登場。 ……もしやまとめか? なんかまとめっぽい感じになってきました……。 そうそう、海でビーチバレーって定番なのかね? なんか随分とよく見るような気がするんだが。 誰か教えてクダサイ。 ……と思ったら別に何事も無く終了。 なんか中途半端な感じ。そしてメモも強烈に半端に終わる、と。 ![]() |
■■■ま・と・め■■■ |
![]() 特にどのヒロインも起・承までは余りボリュームが足りなくなるような空気を出してない。 というか各シナリオのうち8割それらに費やされる。 それだけに、最後の転・結の急にターボをかけたような展開が目立つ。 2時間半前フリしてオチに30分っては……。 ただ、安易に空気が壊れるような無駄なオマケを付けなかったのは良いと思う。 ああいうのは作ってる方は楽しいかもしれないけど、 まともにシナリオ見た直後に急に三等身キャラでギャグかまされる 読者の方はペースに付いて行けないと思うしね。 物語としては漫画喫茶で漫画を読んでる感じに近いから、 400円×10時間=4000円 それに箱やらCDの所有代をつけて5000+α円くらいなら 買っても損はしないんじゃないかな。 まぁ、進めていけば進めていく程にやるせなくなって、 終いにはCD叩き割りたくなるソフトでは無いのは保証出来る。 主人公も精神病もどきってことにはなってるけど会話の内容は普通だし、 急に天からお告げが→変身して地球の平和を守ったり、 夜の街を徘徊して女の子を襲ったりもしないし、 安心して読み進められるんじゃないかと。 ま、ラブコメ物とかエロエロ物とかそういうのが好きな人には全く関係の無い代物ですよ。 そうだなぁ、「終末の過ごし方」とか「世界ノ全テ」とかその辺りが許容出来る人にはオススメかな。 あと、これからこの変な世界を体験してみようと思うノベル好きの子とか。 ま、そんなことで最後までお疲れさま。<読んだ人 ……あ、文章一切見直してないから誤字脱字は勘弁ね。 探すまでも無く大量に見付かるハズ。 |