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はじめに
DVDは片面でも4Gくらいは入る…よな。
そしてこのゲームはDVD版だよな。しかもDVD版しか出てないし。
そうなると、容量一杯使ってるんだからボリュームも圧倒!!
なハズ。
あれ…俺2時間でフルコンプしちゃったよ。
かなり期待していたシチューエーション。
過去の名作(迷作でもあるが) 「暗闇」シリーズを彷彿とさせる
パニックADVの再来となるはずがなんだか微妙に惜しいけど違うゲーム
になったのはなぜか?
感想書きながら謎に迫りたいと思います。
感想 〜だって生き残り4人だし〜
まずはおおまかなゲームの流れを説明。
ゲームは落盤後の地下鉄内。
気絶した主人公が目を覚ましたところから始まります。
マップは、地下鉄内を主人公視点で見渡せて前進・横向き・振り返りなどが
できるダンジョンゲームのような仕様。
目的は当然、この落盤事故から生還を果たすこと。
ヒロインとの出会いや、脱出するために、地下鉄内に落ちているアイテムを拾い
脱出へのイベントを進め、物語が進行していく、アイテム探検進行ADV…て感じ。
最初は自分がいた車両にしかいけませんが、物語の進行と共に他の車両や
他の人間との出会いがあります。
理想としては、脱出の為に様々な困難を乗り越えヒロインと仲良くなって奇跡の生還を
目指す。という感じだと思います。
更に、ヒロインと二人っきりの状況化では、凌辱系の選択肢も現れるので
ヒロインを凌辱することも可能。パニックゲームらしい作りになっています。
…おお、ここまで書くとなんか面白いっぽい。
いや、まあまったく面白く無い訳ではなく、実際面白い面も多いんですが、
とにかく致命的にボリューム不足。CG81枚くらいだと思うですが
その枚数よりもひたすら少なく感じます。
何が行けなかったのか?
まずは極限状態を生かし切れなかった事。
エロと死は密接に関わっていて、死の匂いが官能をより駆り立てる意味で
こうした極限状態でのセックスは興奮を誘うものだが、その為の場を
作り出すのがパニックゲームの必要条件。
言葉で「事故にあい極限です」というは簡単だけど、ゲームなんだから
ビジュアル・音などいくらでも工夫すればより極限状態を作り出せた。
シチュエーションも空気が無くなる中での凌辱など良いシチュもある一方で
捻りのない短い凌辱シーンだったりするのもあり、つくづく惜しまれます。
横に死体がある中で…は極論でしょうが、とにかくもう少し極限を感じさせて
欲しかったです。
その2、微妙なゲーム性。
アイテムを探して、進行があって、次のアイテムを探して…と何やらオリエンテーリング
してるようだった。もしゲーム性での緊張感を作りたいなら、リアルタイム制にして
一定時間で崩落するようにするなど、「危険度」の面をよりゲーム性として
するべきで、アイテム拾って〜みたいな行動はテキストで進めて良いだろ…
とか。とにかく、ゲーム性はこの程度ならいらないかも。
その3、キャラは増やした方がよいのでは??
DVDの容量あるんだし、ヒロイン4人は少ない。
理屈としては、ヒロインを絞ってCG枚数を当て一人一人をより厚みを増したかったに
違いないんだけど、地下鉄なんだしもう少し生き残ってて良いんじゃないだろうか(だって昼だぜ)
死体すら描写ないし異様に寂しいです。
とにかく凌辱オンリーの役目のキャラでも
良いから増やせば印象はかなり違ったものとなった気がする。
あと、少ないなら少ないで話に広がりがあるかと言えば、結局分岐など枝分かれ状に
CGが散っただけで、シナリオのボリュームは少ないまま。
前述した「暗闇」なんか、「エレベーター」に閉じこめられた話でしかないのに。
電波な話だったり、ホラーだったり、笑いだったり、恋愛ものだったりと、千差万別に
シチュや展開が替わりエレベーターネタの限りを尽くしていた。
なのにCG40枚もなかった気がする(苦笑)
せっかくCGは多いんだし、使い回しをビシバシ行っても良いから、より幅の広いシナリオが
欲しかったです。
以上。惜しかったからこその不満でした。
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