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【始めに】
どうも、毎度おなじみ突撃三士です。えっと、ホントーにお久しぶりです。
レビューの投稿、一体何ヶ月ぶりでしょうか?
皆さーん、自分の居なかった間寂しかったですかー!?(ライブ会場での語りかけ風)
・・・・・・・そうですか、まあ、そうですよね・・・・(しょぼーん)
さて、気を取り直し。復帰第一弾はrufの「奴隷市場−Renaissance−」です。
人気があったため、多数追加要素を加えCDからDVDへとメディアを変えたこの作品。
数年前の作品ですが、その内容は!?ってことで、見ていきたいと思います。
【奴隷市場編】
さて、しちめんどくさいキャラクター紹介はすっ飛ばし、まずはシナリオの内容から。
ここはちょっと変則的に、元のルートと追加されたルートのシナリオを別々に見ていきたいと思います。
では最初に、元のルートを奴隷市場編としまして見ていきましょう。
ここでちょっと皆さんに質問。
「natural」で打ち出されてから数年。今はもう見慣れた「純愛/鬼畜の二択」(仮にX)。
「みずいろ」等でおなじみ、「プロローグでのヒロイン選択」(仮にY)。
さて、Z=X+Yの式を解くと?
答え。Z=薄っ!
まあ何のこっちゃではありますが、ぶっちゃけて言うと元のルートは非常に物語が薄いんです。
三人の奴隷を一人だけ買った場合が3ルート。これが純愛と鬼畜に別れて6ルート。
さらに誰も買わなかった場合があって1ルート。計7ルート。
これで共通ルートがほとんど無いといえば薄くなるのも当然といえます。
肝心のストーリーそのものですが、ルート毎に話の核とオチが全く異なります。
一応、基本は史実の基づく重厚な歴史物です。
が、ルートによっては其れを見事にぶちこわしてくれたりします。モノによっては、
これが良いスパイスになるのですが・・・・
やっぱり、内容が薄いという一点でどうも印象がぼやけて失敗してます。
ここで各ルートについて思った事を一言ずつ。
一番「奴隷市場」らしい話かなと思ったのは、ミアの陵辱ルート。そう言う終わりはとっても納得。
セシリアルートは酷く現実味があるなあと思ったが、純愛ルートのトゥルーエンディングはちょっと・・・・・
ビアンカルートは、その歴史を使うのは上手いと思うけど、
でも折角の背景世界を壊すようなファンタジーはちょっとね。
カテリーナルートの位置づけはすごい上手い。番外編でありながらもちゃんと
「奴隷市場」というゲームの一部になっている。
あと、他のルートで当然見てきた場面をカットす心遣いも嬉しいね。
最後に一言。
やっぱり詰め込みすぎは良くない。
【Renaissance編】
では、続いて追加部分について。
追加要素の一番の目玉はやはり3人同時に買うルートでしょう。
ここではそのルートに絞り、解説していこうと思います。
さてさてこの3人同時ルートですが、純愛ルートのみとなっています。
む?やはり「薄さ」に気がついたのか?
そのおかげか、話としてはまとまっています。すっきりと筋道が通り、
焦点がはっきりしていて、元の話より断然面白い。
とはいえ、それも基本のそれぞれのルートがあってこそ。このルートだけ見ても、
何故?どうして?がつきまといます。
これこそが「奴隷市場」の本編だとすれば、それぞれのルートは非常に長いプロローグと言ったところでしょうか。
そう言う意味で、やっぱりここまでが「奴隷市場」で切り離せないのだなあと思います。
このルートの良否はまあ、いろいろあります。
けれど、それは言うべきではないのだろうなと思います。
ご自分で体験して、感じてください。
【その他の部分】
うーん・・・・・ちょっと気に掛かったところを一点だけ。
このゲーム、所持金というシステムがあります。基本的には周回を重ねる毎に増えていきます。
で、ルートによってこのお金が重要になるわけですが・・・・うーん、必要かな?
自分は円滑なプレイの阻害になりました。強いて必要性を感じないシステムです。
欠点だけあげるのはアレなので、良かった点も一つ。
シナリオの内容とは別に、文章の書き方が上手いと思います。
時代背景にあった表現や修辞法、言い回しは非常に秀逸です。
こういう部分で力のある書き手は少ないのではないでしょうか。
【エロ】
結構バリエーションが豊富です。が、それほど変わったシチュエーションはありません。
ただ、3人同時ルートのHシーンはちょいと特殊。パラレルワールドでのHとなります。
何というか、エロパロ本を見ている気分。
そう言う部分を見れば、あれはやっぱり番外編なのだろうなあ・・・・・・
原画さんがそうなので、殆どが巨乳&ムチムチ。
あんまり自分は魅力を感じない絵柄ですが・・・・ケッシテボクガロリナンジャナクテ、ダヨ?
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