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　 投稿エロゲー感想者*らぴ夫

　悪注入 君に捧げる悪意の魂(祭企画/2004-11-26)
　エロゲーのジャンル 悪魔に注入ADV 　DVD枚数 　１枚組
　エロゲー感想者の満足度
６点
　CGのおおかな枚数 　約７６枚(差し分含まず)
　夜のオカズ度
７点
　エッチCGの割合 　９０%くらい
　エロゲーの属性
　(属性の説明)		 ろりっ娘万歳凌辱ゲーム 　音声の有無 　あり
　動画の有無 　なし

　　■■■簡単な紹介■■■

あらすじ

地響きとともに何かが落ちてきた。
　隕石か何かだと思って好奇心の赴くまま向かった先には、
　見知らぬ女の子が横たわっていた！
　放っておけず、仕方が無く家に連れ帰り、看病する主人公。

　翌日、その女の子から事情を聞いた所によると、自分は悪いことが出来ない
　新米悪魔（リリム）で、食料である「負の感情」を奪えないという。

　「どうすればいいのか？」という主人公の問いに、
　逡巡しながらも「悪いことをして下さい」とお願いする新米悪魔。
　そして得た「負の感情」をエッチを通して自分に注いで欲しいとお願いする。

　主人公の優しさに恋をしてしまう悪魔と、この娘の為に悪事を重ねていくと決めた主人公。

　背徳の幸せに包まれながら日々を進む主人公達だったが、「負の感情」を得る為に
　凌辱された女の子達との関係の縺れや良心の呵責など、多くの問題を抱えていた。
　そして物語は思いもよらない方向へと進んでゆく･･････。
　　■■■ぶっちゃけたエロゲー感想■■■

はじめに

　「エロゲー好きの好みの傾向について」度々アンケートなどを取ってきたが
　どれだけ取っても多分好みが別れ過ぎて平均的なエロゲー好きを
　特定するのは難しいかも。

　例えば、エロよりも愛や感動を求める恋愛ゲームと、エロと実用性を求めるヌキゲー
　とでは、買う奴は極端に分かれる。
　ぶっちゃけ誰にでも受け入れられるエロゲーってのはあり得ない。

　ただ、そんな相容れない恋愛とエロを巧いことブレンドしたようなゲームだって
　存在はする。突き詰めると恋愛度やシナリオ、もしくはエロの濃さや実用度が
　ちょい落ちるかもしれないが、両方の良さを合わせた感じで
　「キャラに萌えてしかもエッチ」だったり、「恋愛ゲーとしてもシナリオが良いのに、エッチの
　回数もそれなりにある」みたいなゲームで成功を収めたゲームも多い。
　個人的には、「MAPLE COLORS 」とかキャラも可愛くてエッチで好きだ。

　それにしてもでなんで、こんな事書いてるかといいますと、
　今回感想のこのゲーム、「読み物としての面白さ」と「エロ」を兼ね備えようとしている
　感じがしたもので、とりあえず(苦笑)

　「両立を試みたゲームなんだな〜」と理解して貰えれば嬉しいです。

　で実際どうだったのか??


感想　　　〜やはり落としどころが〜

　祭り企画のゲームはデビュー作「たべごろ」が好きで以後全部買っているんですが、
　今回のはファンとてはタイトルがいまいちピンと来なかった。

　「悪注入 君に捧げる悪意の魂}

　ゲームをすれば速攻で解るんだが、このタイトルで間違えはない、寧ろそのまんま過ぎ(苦笑)
　たが、その「まんま過ぎ」が「たべごろ」や「あまえんぼう」では感じられた
　「ゲーム内容の想像力の喚起」
　を消してしまい、購入意欲を落としているように感じる。
　ゲームとしては、そう悪くないのに、もし売り上げが悪かったりするのなら
　(…実際のところどうなのか知らんけど)
　タイトルに負うところが多いような気がする。

　内容はシンプルな選択肢型のADV。選択肢によって「悪と善」を司る天秤に
　影響をあたえる。要は善方向ならサブヒロインキャラルート。
　悪まっしぐらは、ハードエッチに向かうか、ヒロインの新米悪魔ミリオムとの絡み
　になりそう。
　今のところ、二回プレイしたんですが、天秤は、まあ単なるルートの目安程度に
　考えて良いもので「ゲーム性」というほどではないみたいです。

　さて問題の「読み物としての面白さ」と「エロ」の両立についてなんですが、
　結局このゲームはエロ系のゲーマー(俺とか)を目標に作られたものだと
　思うんですが、それにしては「立ち絵での会話のやりとり」が結構長い、
　軽いノリのコメディ系の会話を主に同居するヒロイン悪魔ミリオムちゃんと
　交わすんですが、ここの部分の好き嫌いでゲームの評価が分かれそう。

　ぶっちゃけ、悪事が食料であるミリオムちゃんの為に、悪事を働いて
　夜エッチによって注入するのがメインならば、ミリオムちゃんとの
　会話は切ってでも悪事自体を増えしてくれた方がエロ好きとしては嬉しいかも。
　
「微乳」「ゴスロリ」「声」などもう会話のキャッチなぞ
せんでも十分良いキャラですし、
絡めたいのも解るんですが、
「小悪魔ミリオム」ちゃんとの会話シーンの量の割に
日常の悪事は思ったよりは少なめ。
それこそ立ち絵でのみのイベントでも良いので
サブヒロインへの悪事もう少し欲しかったです。

シナリオ自体は面白いだけに、いっさエロ薄で
ミリオムちゃん超メインでコメディにした方が
シナリオ系好きの方に喜ばれたように思います。
（ｃ）祭り企画様の著作素材を許可の上引用しております。画像の転載転用を禁じます。

エッチシーンは、ミリオムちゃんとのエッチは和姦エッチで、最初は優しく、次第にハードに…細かい描写もなかなか
良い感じで、サブヒロインとのエッチは悪事なだけに凌辱中心。一転してダークな雰囲気でホントに主人公は
同一人物なのかと感じられるくらい濃い。

こうしたエッチシーンも含めて
ゲーム自体の落としどころが、「コメディ」なのか「ミリオムとの恋愛シナリオ」なのか「凌辱もの」
なのかハッキリしないのが痛いところです。

CG

　悪魔ミリオムとの微乳。主人公を兄としたうお隣の柚紀ちゃんの貧乳が個人的な見所でした(笑)
　「ふくらみかけ」に弱い人向け。
　乳のサイズは女教師などバランスよく巨乳から貧乳までそろえていますが、
　ヒロインとは、とりあえず毎日注入する訳でエッチは必須。エッチシーンも多いので
　この微乳好きかも大事かも。サンプルがメーカー様のところにあるので
　参考にしてもらえれば助かります。

その他

　「ミリオム」が明らかに主人公との接点が多いわけで、他のヒロインへの凌辱やらの
　部分よりも、ミリオムとの会話や生活を楽しみつつ、毎日エッチを楽しむという
　ゴスロリ悪魔っ娘ミリオム萌えエロゲーしては合格(なんじゃそりゃ)

　…ていうか「今宵も召しませアリステイル」byルーン
　みたいな感じで素直に作れば良かったのかも…
　　■■■まとめ&投稿人への投票■■■

まとめ

　いまいち、どっちつかずな印象なものの、ゲームとしての作りは丁寧で良い感じ。
　CGモードなど各種システム面も整ってるし、特に、急に人に見られた時の為、
　右隅に緊急脱出ボタンがあり、これを使えば、その時点でオートセーブしてくれ、
　しかもサッと消えてくれる。これなら人が来ても安心。

　良作に限りなく近かった普通のゲームって感じ。CGの感じが気に入れば
　十分お奨めできます〜

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