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0２／０１の更新 ・感想は投稿人の"しゃどー"さんです〜 　夏日 -Kajitsu-(すたじお緑茶/2002-11-29) エロゲーのジャンル ＡＶＧ CDの枚数 本編２枚　おまけ等　なし枚 エロゲー感想者の満足度 　　８点 実質的CG枚数 　６０ 枚 夜のオカズ度 　　３点 エッチCGの比率 　３０パーセント ゲーム属性 音声の有無 　あり アニメの有無 　OPのみ ■手短なゲームの内容 長い雨の季節は終わり音もなく夏は始まった 太陽の光はひりつくように暑く ただよう風はけだるく熱っぽい この町に、この何もない町に来てから一月が経ち 少しずつその生活に馴れ出した頃 俺は、「ちや」に出会った それは確かに、何かの始まりだった ■■ぶっちゃけたエロゲー感想 キャラクター 周防　柊一 主人公。夏休み一ヶ月前に昔住んでいた田舎に、引っ越してくる。「どうでもいい」 が口癖で無気力。夏休み直前にちやと出会う。 微妙に距離を感じさせる発言で明日菜や葛木にはよく冷たいと文句を言われる。 井辻　千夜 通称＜ちや＞、精神薄弱であり知能が低く、語彙が少ない。感情のままに行動するの でよく笑い、我侭で癇癪持ち。世間から疎まれ、当然いじめにも合っています。 無垢ではあっても無邪気ではない一人の人間。 高瀬　明日菜 東京に住む元彼女。主人公が入院していた時浮気をしたが、本人は浮気をしたつもりはなく ただ寝ただけという。純愛ゲーが好きな人間には嫌われかねない。 その後別れたが主人公に捨てられたと思っておる。 好き嫌いの分かれる奔放できつい性格の持ち主。 葛木　恵 主人公の幼馴染のお隣さんでちやのことを一番の友達と思っている。 面倒見がよく、人受けのいい理想的な少女だが、自分の中の暗い部分を見つめており、 自分の弱さを疎い強くなりたいと願っている。明るく優しい一番普通の少女である。 感想 シナリオは最初、知的障害者であるちやをメインに当てた話かと思っていたんです が、実際にはちやと二人のヒロインの間に大差はありません。 障害者ではなく、ちやという人間だからという、各キャラのスタンスは、押し付けがましくなく良かったんだけど、 ごく普通の純愛系のシナリオになっていて、あまり目新しくさがさしてなく残念でした。 話の中に軽い笑い話なんかもはさまれていて、 長い割には中弛みせず最後まで進んでいる所とかはうまかったんですけどねぇ。 この話だいたいが、主人公とそれを取り巻く三人のヒロインの交流や対立などが中心 になっているので、どのシナリオでも残りの二人が密接に絡んできています。 一人一人の性格や背景がしっかりとしていて、芯が通っているので攻略キャラやサブ キャラの少なさは気になりませんでした。 後、サブキャラで一つ、エロゲーでこんなこと気にする方がバカかもしれませんが、 ヒロイン三人以外は立ち絵すらなし！！ ・・・・潔いのか面倒だったのか微妙な所です。まぁ、パッと出てくるサブキャラが 主人公のかぁちゃんやちやのばーさんなことを考えると、描く必要がなかったどころ か描きたくなかったんでしょう。 次にシステム的なことなんですが、毎日同じ事を繰り返すのではなく日常の一コマを 必要な日の一シーンだけ抜粋しているので、どうしてそこにいたとか出会い頭の挨拶、 何も無い日なんかのどうでもいいことに時間を取られず、話がテンポよく進んで良かったです。 まぁ、選択肢が簡単すぎるのはゲームとしてはどうかと思いますが・・・ で苦労したのがウィンドウ。 このゲームセリフが「　」で閉じられていなかったので、ヒロインは声が当てられるからいいんですが、 主人公は心の声と実際の声との違いが相手の反応からしかわからず、 話がスルーで流される度に、 シカトかよ！ってツッコミながらやってました。 結局、普段全然意識していないウィンドウ左上に名前が出てる時がセリフと判明、・ ・・なれるまで結構かかりました。 後、セリフでもう一つ。 ヒロイン三人とも声は結構良く、特にちやの声は知的障害者の、どもった意味のない 言葉や不明瞭な発音の単語など難しいのをうまくこなしている所など職人技です。 ただこれが問題。ちやのセリフは「あー」とか「うぅー」とかが多い上、間があくことも多く、 少なくない人が文字を見て声を飛ばすと思います。 それでもきちんと声を聞いていた人は文字ではわからない微妙なニュアンスで何を いっているか分かるところが職人技の所以ですが、意味はありません。 ２、３行先でわかるか、どうでもいい内容がほとんどです。 一回目はともかく二回目の共通部分は、読み飛ばしても意味のないセリフが かなりストレスの元になりました。 もう少し内容が知りたいな〜と思った人は、知的障害者がヒロインの話を思い浮かべ て下さい。結構まんまな内容が出ます。 （保証はしませんけど、私は結構的中しました） ■■■まとめ ゲームとしてはともかく、読み物としては、長い割にしっかり纏まり欠点は余りありません。 クリア後には爽快感がある話でした。 ですが評価するなら普通です。というのもクライマックスにむけての盛り上がりに欠け、 こうゆうゲームの売りになる泣きとか感動とかに薄く、 インパクトがありません。 とりあえずは純愛系、ヒロインの心が綺麗なだけではないのが許せて、 傑作を求めるのでなければそれなりに楽しめます。   ■絵や内容の詳細はここから〜 　すたじお緑茶

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