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エロゲー感想者 とある社会人 様 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
追奏のオーグメント (地雷ソフト /2012-09-14) |
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バカゲーノリのギャグゲーな日常が綴られ総括すれば愛の物語主人公は人生をリセットして何をやりたかったのか。この部分を読み手(プレイヤー)がどう受け止め主人公の行動に期待するかで本作への 満足度は上下すると思われます。 体験版でも確認できますがプロローグで主人公は自殺前に あの頃へ——あの頃へ戻りたい。戻ってやり直したい。 全てが輝いていた、全てが充実していたあの頃へ。若かりしあの頃へ。 ("Rock'n'Roll suicide"該当箇所より) という強い思いもちそれをオーグメントに叶えてもらうことで学生時代へと戻ってきます。 戻る場所及び時刻についてはゲームを進めると異なるある事象が影響することが分かります。 全てが輝き、全てが充実していることを主人公は自覚しているので 傍らに佇むオーグメントの仲介もあり詩帆・紗月・菜実それぞれのルートにおいて ともに過ごす幸せを迎えることができます。 主人公は能動的に動けば充実していた学生期に戻り輝ける学生生活を送りたかったと私は感じました。 つまりはエロゲーでよくある大人が子供時代に戻った時に未来の知識を総動員して 世界を動かしたり女性を篭絡するということは妄想で思いついたとしても実行には移さず 自分(主人公)にとってやり直してまで行いたい事ではないと私は読み取り納得できました。 これはプレイヤーの解釈の仕方により作品の満足度は異なるという1つの例であり 過去に未来の記憶を持ち込めるのだからやりたい放題のことをしないとエロゲの主人公らしくない というのもエロゲプレイヤーならではの気持ちでしょうしそういった場合は納得しがたいでしょう。 さて本作はヒロインとして登場する3人ともどもが惨劇に遭うわけですが本作品にとって シナリオ上の躁展開鬱展開のメリハリとしてだけでなく 実は主人公が充実した環境に置かれていたのにも関わらず伴侶に恵まれなかった ところにも関わってくると私は思います。 各ヒロインルートを最後まで進めると判明しますので詳細は省略しつつ処々の事情 により親密になろうとしても出来なかった理由付けになっていると思われます。 菜実の場合は主人公と出会うことでより幸福を感じる人生になったという解釈で。 そして本作では繰り返し描写される蓉子と主人公のブラコン(シスコン)展開シーン。 こちらも単なる属性ゲーマーに向けたものだけではなくAugment(死神・オーグメント) において明かされるエピソードに深く関わってくるものであり その解決の為には詩帆・紗月・菜実それぞれの幸福を感じたまま輝いた生涯が 必要となり主人公と3人それぞれの固有ルートの必要性となります。 ネタバレ過ぎない程度にプレイ済みの方に向けて図解すると 蓉子(紗月A→詩帆 or 紗月B or 菜実)⇒End といった流れになります。 あくまで私の解釈での図解ですので製作者が本来意図したものではない 可能性が有り1つの見解としてのものです。 何故この図解になるかの見解の詳細についてはネタバレが数多く含まれる 関係上場所を変え自サイトで述べております。 http://hainofuurai.blog86.fc2.com/blog-entry-108.html エンド後判明のPASS付き)
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主人公のリターン成長物語だけではなく姉と弟のお互いを想い合う姉弟愛に溢れた物語です。 主人公の周囲を見ると陣兄妹、裾野辺姉妹と似たような関係が見受けられます。 傍目からは過剰に見られ受け止められるような上から下への愛情表現であっても お互いに心の奥底では信頼しあい大切に思い合う心が感じ取れます。 詩帆と蓉子については特殊な間柄であり蓉子が詩帆に対して行動はできないものの 心の安息所にはなっていたかと。 さて本作注意事項として オーグメントとのエロシーンは有りません、姉および女教師との本番も有りません。 魅力的なヒロインキャラクターではあるもののエロや本番行為を入れてしまうと 本筋のテーマから外れたものになると私は感じました。 ファンディスク等でアナザーストーリーとして補完の声は多そうですので体験版を プレイされて興味をもたれた方は是非購入でブランド支援を(笑。 シーン数は少ないものの1つ1つのシーンは濃く淫猥さが楽しめるものに仕上がっており エロゲーとして楽しめるものになっています。 |
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