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エロゲー感想者 とある社会人 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
姦獄島(Liquid-Shine /2011/10.28) |
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修学旅行でフェリーに搭乗していた学生たちは 不運にもシージャックに遭遇してしまい、 海賊たちの欲望の捌け口にされた後、 一部の学生たちだけ、名も知らない孤島で 解放されることになる。 男子100名、女子4名—— 圧倒的男女比率の中で 始まった自給自足生活。救出の見込みはほとんど無く、 学生たちの不安は高まるばかり。 次第に理性を失った男子学生たちは自らの 欲望を抑えきれなくなり、わずか4人しかいない ヒロインたちを性欲の対象として意識し始めるようになる。 果たして、無人の島に取り残されたヒロインたちの行き着く未来(さき)はどこなのか……。 |
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非日常に置かれた際の人の思考の揺らぎの過程が コンパクトにまとまった作品。 作中で具体的なタイトルの小説やボカシながら某映画のあらましを登場人物に 語らせているのでモチーフ程度は幾つかある模様。 とはいえ持っていく方向性は異なり人間のサガやエゴが渦巻くアダルトな内容になっています。 日常時では少し威圧的であったり神経質であったり依存心が強かったりと些細な個々の性格が 非常時の状況下において過度なストレスを与えられ歪みを生じ共同生活全体に及ぼしていく。 本来人としての種の繁栄ためにもっている 奪い合いではなく家族以外にも所有物を分かち合い広い群れとしての共同体を形成できる強い共存心 秋や春といった季節を問わず年中発情期を迎えることができる絶え間ない性欲 といった本能を本作では分かり易く善悪的に分けて善玉と悪玉としてグループ分けしています。 男が大勢居て女が数人程度ならば 順番を作って回せばいいというのは単純すぎる考えで 一日で回しきれない・自分に回ってこない日がある・ならば独占したくなり争いへ また一日で回しきろうとする提供側が無理をすることになり下手をすれば 提供数を減らす事になり悪循環に。 性欲を異性との性行為で満たそうとすると争い或るいは力やカリスマによる 上下関係で統治されることになります。 これが本作の悪玉グループとなります。 対して異性との性欲解消よりも満遍なく食糧不足を解消して食欲を満たし 共存を最優先するのが善玉グループです。 相反する2つのグループが共存できるわけもなくやがて2分して東と西に分かれ 孤島生活をしていくことになっていきます。 その後どちらへと人数推移していきそしてどうなっていくのかは本編でお楽しみにとしつつ 登場人物に根っからの悪人が居ないのが本作の特徴です。 シージャックやそのリーダーが悪人であるのは確かですか彼らが何を思い このような状況下を学生たちに用意したのか。 冒頭で何人かの生徒にまかれた亀裂の種がやがてグループ化を生み対立を生み出していくこの過程は ともすれば戦争の成り立ちにも似た人の繁栄の中でのサガがよく表現されていると思われます。 登場人物たちも女性だけでなく男性陣たちも主人公を含め非常に魅力的で 秀才であったのに狂気へと落ちて行く学生会長や元々は人柄の良かった 不良学生といった悪役に回る人物たちも 生い立ちや狂いへと至る過程の描き方が10代の未熟な精神過程を語る上で生々しく描かれています。 エロゲーですのでもちろんこういった真面目なアダルトな事項だけでなく シージャックといえばご期待通りの陵辱劇がありますしその後も 夜の人知れない狂宴とばかりに陵辱シーンが挿入されます。 犯し犯されることで人間性として存在していた倫理や道徳心が失われ獣としての本能のみで生きていく そんな展開も選択肢次第では楽しむことが可能です。 本作はプレイヤーが読み進める学生たちの運命は選択肢次第ということでノベルゲーとしても楽しめます。
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やや偏ったあらすじの書き方と登場人物紹介そして公式サイトで閲覧できる画像が陵辱ばかり なのでで陵辱メインゲーのイメージが強い本作。 女教師は頻繁にこれでもかと陵辱されるものの他女3人については純愛系進行すれば和姦のみ。 物語の後半で数箇所用意される行動選択肢で陵辱乱交endか和姦及び島脱出と展開分岐も分かり易いです。 陵辱シーンについてはCG1枚に差分追加なものの台詞や心の独白等聴覚を通しての演出が重視されています。 本作は女教師が陵辱されるので完全なシナリオ重視ゲーとはいえませんが 陵辱輪姦ゲーとしてだけでなく純愛要素や濃密なシナリオについても楽しめる作品となっています。 |
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