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エロゲー感想者 とある社会人(ご本人のブログはこらち) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
禁断の病棟(アトリエかぐや /2011/07/29) |
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己を縛る“禁忌タブー”を破り捨て ——全ての肉欲を解き放て。 ——医療法人 正魂会 神無病院—— その “医科学実験棟” では、ありとあらゆる種類の裏の医療行為が行われていた。 人の心を操り、その人間がタブーとして認識している 行動を実行させてしまう能力を持つ男・遊佐惣介は、 “特殊精神科” の医師として何人もの患者たちを 自分の欲望の餌食にしていた。 そんなある日、“特殊精神科” に反町という男が 赴任してきた。理事会は惣介と反町を競わせて、 より優れた成果を挙げたほうを正式にこの病院で 雇用すると告げる。 自らの肉欲を満たすため、惣介は患者たちを 操り堕としていく。 その果てに、さらなる野望を秘めて—— |
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催眠・調教ゲーと思いきやナースコス・女医萌えゲー。 プライドが高い男性恐怖症のお嬢様・オタク嫌いのコスチュームプレイアイドル・M属性持ち令嬢・ 欲求不満の人妻水泳インストラクターと個性派揃いでギャップ萌え系で催眠導入して 秘めていた性質を突かれ鋭敏に高められた快感によりよがり狂うというおおよそ予想通りの展開の本作。 固有ルートも各攻略人物ごとに三パターン用意されそれぞれの結末へ至る選択肢は 選び易いものの共通ルートにおいて台詞差異以外はなくほぼ同じです。 エッチの項目でも少し触れますが予想通りの展開とはいえ登場人物たちの個性に有った シーンの数々が楽しめます。 ただ残念ながらエッチ(本番的)行為が固有ルート終盤より治療の仕上げとして 濃厚ではあるものの続けざまにシーンが発生しゲームの大部分が攻略対象の日常の観察 による快楽落ちへの誘因の探りと変化それに伴う治療としてのエッチへの誘引行為となります。 最終痴漢電車系の陵辱ゲーで有りながらゲーム要素を抑えエロシーンの状況描写を 長めに楽しめるようになっています。 治療対象者に対しての診察における選択肢で一番上及び真ん中を選び続ければ 各々のルートに入る事ができるので攻略も簡易でノーマルエンドで主人公から更なる治療の 継続ハードプレイで四人の内一人を除きそれぞれの趣向の複数プレイ (オタク・学生たち・教え子たちと)といった結末です。 快楽落ちした状態なので幸せそうな描写になっていますが似たような陵辱系のノリが 最後まで続くので多様なプレイが繰り広げられるもののややマンネリを感じるやもしれません。 ただこのまま四人攻略して追加程度にパッケージの登場人物のエピソードがあって 閉幕かと思いきや攻略対象が増え派生ルートが増えた時点からが 本作の新たな本編が始まるといった印象が有り予想を大きく良い方向性へ裏切られました。 四人攻略後に陵辱ゲーとは異なった一味違う病院の暗部を要素に入れたシナリオが始まります。 主人公なりに女性として扱いつつも医師として患者に対する行動思考と 同僚部下に対する行動思考の違いがよく分かり治療対象者となると診察行為として 催眠を交え隠部をさらけ出させとモルモットのような生命を無視した行動は しないものの医師として冷徹な行動治療対象で無ければ女ったらしであるものの 同僚思い部下思いで抱えている苦悩を無理に暴き事に 及ぼうとはせずに大胆な行動をして解決に至ります。 おまけ程度の出番かと思われた残りの三人の登場人物たちがシナリオ文量的 に少ないものの主要攻略キャラ並みに扱われ登場時点から固有ルートへのギャップに 関しては当初の治療対象者四人よりも数段有り更に魅力的に描かれています。 ナースは隠し攻略キャラで何か隠されたものをもっているのだろうなと プレイヤーの多くが考えていたでしょうが予想外な設定が固有ルートで明らかになり 分岐次第でまさかの本作一番の平穏ハッピーエンドとなります。 続くもう一人のナースは寡黙属性のみかと思いきやこちらも驚きの秘密が有り エッチも独特のものが楽しめるようになります。 残る女医の過去はある程度ゲームを進めているとわかってくる事柄で 固有ルートに入った時点で判明してもさほど驚きはないものの ある変化にそうきたかと個人的には驚きを感じつつそのギャップに魅力を感じました。 このように本作は様々なギャップ(落差)に魅力を感じエロ(色気)を感じる作品です。
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催眠や陵辱や調教要素に過度に期待すると凡作の出来栄えでCGの美麗さ以外に さほど魅力が感じられないと思われます。 但し四人攻略後から開放されるルートでの裏設定(かなり突飛な設定)はストーリーの展開 及び結末ともに予想しなかった爽快な終わり方で 対象者四人と今まで散々治療と称し毒牙(中出し催眠陵辱)に掛けてきた女性に対して 主人公の偽善治療が改めて目に付きますが苦難の道を歩んできた何人かの女性の幸せに 繋がるのであれば有りなのかなとやや強引ながらも納得できるものでした。 ハーレムルート(本編の続きとして本作の場合成り立っている)で皆が幸せに しているので些細な事は抜きにしつつ本作はナース好きな方におすすめという事で。 |