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![]() 主人公・諫早一真(いさはや かずま)は、『聖女ルキア』 の伝説が語り継がれている 全寮制の学園・明鏡聖学館(めいきょうせいがくかん)に編入した。 山間にある静かな学園。 そこで10年前、自分が故郷を離れる理由になった “大火災” で死んだと聞かされていた幼なじみの梗月美琴(こうづき みこと)と再会する。 お互いに死んでいたと聞かされていた幼なじみとの再会に、 これからの学園生活に明るいものを感じる一真だったが、 学園で起こっている状況はそれを許さなかった。 人知れず、満月の晩に起こる “吸血事件”。 深夜に目撃した美琴の不可解な行動を追った先で、 その現場を目撃してしまった一真は、学園の裏で起こっていた事件に巻き込まれていく。 学園で何が起こっているのか、一真の知らない美琴の目的とは、 そして10年前の “大火災” から始まっていた、一真自身にまつわる ある因縁……。 その身を賭けて信じる人を守り、自身の運命と対峙する、 ……一真の戦いの日々が始まろうとしていた。 |
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![]() 吸血鬼ものとして王道展開ではあるものの陵辱要素等の無い純愛ものADV。 ライトノベル読者層の始めてのエロゲとしてお勧めできます。 ![]() ![]() 幼き日に大火巻き込まれ祖母に連れられて故郷から離れた主人公が 祖母が亡くなった際に死んだと聞いていた幼馴染が生きていることを知り 故郷へ戻り幼馴染との再会に喜びつつ共に学園生活を送るものの 何やら学園では怪異な事件が発生しているとの噂が有り 偶然それを目撃してしまったところから物語が大きく動き始めます。 固有ルートは5つ在るものの共通シーン(イベント)多めです。 反面後半での固有ルートへの入り方が分かりやすく よく入りたいルートへ入りたくても選択肢選びが難しくて入れない というゲームが有ったりしますが本作は対象相手の選択を数回選べばOKです。 また対象相手以外とのHイベントを進めてしまうと強制的にルート変更になる というゲームも有ったりしますが本作の場合中盤周辺で誰に相談するかという 選択肢とその後が重要でそれ以外の選択肢はシーン差分であったり生死分岐であったり といったもので気兼ねなく選び軽い奉仕描写(濃厚な台詞有り)を楽しめます。 『FORTUNE ARTERIAL』や『彼女たちの流儀』的物語の展開ですが 本作の場合は脇役がなかなかに練られたシナリオと思える関わり方をしてきて楽しめます。 普段この趣のジャンルをプレイされない方には目まぐるしく移ろう状況変化に 主人公と周囲の疑心暗鬼的な状況から生まれる精神面での揺れが一層体感できますかと。 この精神の弱さを突いて団結を崩し孤立したところを狙うという ブラム・ストーカー作ドラキュラから続く吸血鬼ものの王道を巧く描いています。 ![]() ![]() 特異な台詞行動で個性を引き出すよりも何気ない行動(とっさに出る身振り・癖といった)で 主人公(とプレイヤー)をぐいぐいと惹き寄せる描写が心がけられておりこれにより それぞれが別行動をとって調査している序盤と固有ルートになった終盤を除く 中盤での平穏ないわゆる中弛み的日常シーンが多用されたシーンにおいて 初回プレイで読み進める分にはそれぞれの登場人物たちの魅力を余すことなくが楽しめ その後に待つ急展開での惨劇に心動かされるいい演出になっていると思われます。 各固有ルート選択はこの急展開後の為に 周回プレイ時でのスキップする事も可能で同じシーンうんざりと見直す必要が有りません。 ![]() ![]() ここまでは主に新規層に向けてのシナリオ面での感想でしたが muscadetのこれまでの持ち味濃厚なH(和姦・調教・陵辱)の数・量共について 触れてさせて頂きます。 回数内訳は美琴(4)・環(3)・詩帆(3)・穂乃花(5)・ミラ(4)・その他(1) 計20 何れも和姦で1シーンあたりの尺(分量)は前戯奉仕といった挿入前も含めて長めで CGも1シーンあたり挿入前と後で2枚が使用され差分も 10枚近く使い細やかな描写があります。 一人を除いてパイズリ(代用として自慰シーン)フェラ・結合部と表情を重視し 複数体位挿入シーンと回数こそ少なめですが シナリオ重視型のエロゲーとしては充実しています。 とはいえ既存のmuscadetゲームで味わえた終始エロ要素といえば 黒ストッキング姿の立ち絵とイベントCGくらいで固有ルート発生までに こまめに挟まれる奉仕イベントについてもかなり間隔が空いています。 この為に本番エロイベント楽しみにこのゲームをプレイした場合 肩透かしになる可能性は大です。 黒ストッキング好きな方がたにはパッケージからこの要素を 使用したシーンの有無について気になるところでしょうが 環の幾つかのシーンにおいて存在するのみです。 ![]() ![]() 裸体の硬さ(胸の弾力性や両股を広げた際の股間部臀部の 肉の付き具合と関節描写)が感じられます。 髪の描写についても止め絵(パッケージや立ち絵)として 綺麗ではあるもののイベントCGにおいて フェミニンウェーブやストレートヘアの全体のしなやか感と 毛先の柔らかさやや不足気味かと。 動きを表現するCGの際にこういった点配慮されると 更に魅力のある描写になる気がします。 |
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![]() ビジュアルアーツがキネティックノベルと称してユーザー層開拓を試みていますが 吸血鬼ものの王道が味わえるこちらはコアなエロゲとしてのネタの濃さが無い分 非エロゲライトノベル層にも受け入れやすいのではないかと思われます。 立ち絵有りの女性陣とは漏れなくHイベントが楽しめますので充実感も有ります。 ただしmuscadetの持ち味であった濃厚なエロは回数が抑えられていますのでご注意を。 次回作以降でのエロ重視型のタイトルに期待。 |
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