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![]() かつてそこは土地神と精霊に護られた街である、という伝説も今は昔。 今ではそんな伝承を信じている者はほとんどいなかった。 それでも10年に一度開かれる土地神祭は街が総出で行う一大イベント。 御鷹ヶ丘学園(みたかがおかがくえん)に通う主人公・瀬川彰人は 古くからの血筋ということもあり、祭りで神官を務めることになる。 さらに、土地神を守るという名目で選ばれる巫女に幼なじみの捺菜が決まり、 彰人にとっても特別な祭りになる予感がしていた。 そんな中、祭りの準備で活気づく街で、まるで子供の悪戯のような不可解な事件が頻発する。 やがてそれは不思議な噂として街を駆け巡る。 |
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![]() 神話伝承ものとして楽しむとありきたりのお話。 伝奇的なものを期待すると前半部は学園恋愛要素多めの為肩透かしかもしれません。 人と自然との結びつきをテーマとして読み込むと良作の出来です。 ![]() ![]() 郷土史研究部女子部員4人に固有ルートが用意されており それぞれ郷土史研究・自己存在・家族愛・異性愛をテーマとしてストーリー分岐します。 もう少し細やかにテーマを捉えると 佳華ルートでは郷土史研究を通して土地神祭での願いの叶えられ方が 月音ルートでは部活動を通して自己の有り方が 羽衣ルートでは妹の病状を通して精霊と神具の関わり方が 捺菜ルートでは巫女の役目を通して運命を導く方が 明らかになり存在する精霊たちが伝えようとする想いがそれぞれ異なる事が語られます。 上記4つのルートが進行後 神語りとして土地神ルートが始まります。 土地神祭の始まりまた精霊たちの誕生といった本作の根幹部の話が綴られます。 以上のように固有ルートではテーマ毎にメリハリの利いたストーリー展開となるのですが その最終分岐点が土地神祭が始まる数日前のイベントの為に共通部が長めになっています。 昔話が始まるような導入部は良い演出だったものの 女子部員4人と主人公との関係説明を兼ねた部活動を含める日常学園生活シナリオは 少し冗長に感じました。 OPが開始される時点までスキップモードを使用して10分ほど その後最初の選択肢まで2分ほどと結構な文量が有り 基本固有に入るには相手を気遣う選択肢選びが必要なのでこの時点でのセーブを強くお勧めします。 周回毎に選択肢が追加されたりシーン追加という要素も無いので 読み手であるプレイヤーが固有終了後の周回時に想像で登場人物たちの 心情を楽しむ余裕が無いのであれば特に。 TIPS(キーワード登録)機能が有り登場人物や重要語句に関しては こちらに自動登録されるので うっかり説明を見過ごした際に見返すことも可能です。 ![]() ![]() 目を惹くキャラクターデザインで個性の強い4人を一層魅力的に描かれています。 スリーサイズに対して佳華と羽衣の裸体がイベントシーンによってやや逆ではと思えますが 身長差あるいはバストのアンダーとトップとの差もしくは重力によるものと 納得すれば不自然なく感じられますかと。 配役声優さんの熟練した熱演もあいまり 強気なクラスメート・後輩ロリ・先輩お嬢様・幼馴染といった各々の要素を 更に魅力的に高めていると個人的には感じましたが 各々の要素に対して好意的な印象を持たない方にとっては ややくどく感じられる部分も有るかもしれません。 ![]() ![]() Whirlpoolの特色として純愛系なのにエロシーンが充実しているという特色が有ります。 5人それぞれ3シーンづつと数自体はエロ重視のものと比べると少なめであるものの 1シーンあたりが濃厚でじっくりと前戯で主人公とヒロインの情感が盛り上がり 挿入後お互いに達したかと思いきや体位を入れ替えて2回戦あるいは3回戦と Hシーンを飛ばす方にとっては「いつまでHするのこの二人」と思わせるくらいの充実っぷりです。 行為を交わす場所もお互いの自室とは限らず 野外木下で後ろから・部室の床で・プールで・病室で・台所で・教室で・夜空の下でと多所に亘ります。 バリエーションもフェラやパイズリを初めとして鏡台を使って・窓際で・絶頂放尿・駅弁スタイル と純愛系としては多様な状況下が楽しめます。 ![]() |
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![]() 伝奇的要素から期待して絶望的なまでの悲痛な結末や展開を期待されると期待外れになります。 心を打つような悲しい場面や衝撃的な場面はあるものの鬱ゲー的な要素は有りません。 学生恋愛としての主人公とヒロインたちの向き合いから発生するラブストーリーの為 大人目線で見ると青臭く感じられる場面もあるやもしれません。 オーガスト・AXL同様キャラクターへの魅力優先でのシナリオ企画構成という事で納得の程を。 各ルートを見事に纏め上げたシナリオと魅力的なCGが組み合わさった純愛ADVの良作です。 またHイベントは差分CG多めで愛撫・挿入・体位変更時の3枚前後差分無しが1シーンなものの 前戯でいちゃラブ描写長め、挿入後は複数回Hでお互いに絶頂といった 純愛ものとしては濃い描写が楽しめます。 |
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