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エロゲー感想者 とある社会人 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
クラ☆クラ (アトリエかぐや/2010-7-23) |
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世界に名だたる本多財閥の一人息子・本多零 (ほんだ れい)。 天才科学者の母と有名な国際派俳優の父はそれぞれ忙しく海外を飛び回っているが、 義理の妹や、お目付け役の美人大学生、 幼なじみのお嬢様など親友たちと、平穏で楽しい学園生活を送っていた。 そんな彼らが通う超セレブな学園は、当然学生の大半は資産家のご子息ご令嬢。 だが特待生として入学してくる、いわゆる庶民の学生もいる。 ある時、そんな庶民の一人・楠美雨の窮地を救ったことにより、彼女と親しくなる零。 そして転機が訪れる。 学園が誇る、伝統の行事 “降臨祭”。 他校の文化祭とは違い、通常のイベントの他に全校挙げての舞踏会が開催される。 そして、舞踏会の花形といえば、 その年の学生MVPとでも言うべき “プリンス” と “プリンセス”。 選ばれた者は名誉なだけではなく、その後結ばれ一生仲睦まじく暮らせるという伝説まであった。 当然のようにプリンスに選ばれてしまう零。 しかし、プリンセス選考は難航していた。 学園の理事長に、「プリンセス選びは君に任せるよ」 と告げられる。 果たして彼が選ぶプリンセスは誰なのか……? 華麗なる萌えとエロの舞踏会に、貴方をご招待します! |
『彼女×3』や『boin』制作スタッフいつものエロコメ。 登場人物紹介を兼ねた共通部は長めで 幼馴染のお嬢様紫子と特待生の庶民娘美雨それぞれのフェラシーンを挟み 任意のヒロインたちを選ぶことにより個別ルートへ。 体験版では上記のようなさてどの娘をペアにする?で終わりましたが この後に選んだ相手との怒涛のエロイベントを織り交ぜながら 少しシリアスな固有ストーリーが繰り広げられその後もヒロインと主人公は幸せに暮らす といった一連の流れが各ルートのシナリオです。 boinや彼女×3といったゲームを知らずパッケージや公開CGから 興味を持って購入された方は純愛ストーリーでヒロインとの中が 少しづつ深まり徐々に深い関係にといった 期待をされているやもしれませんが ジェットコースターのような勢いでエロイベントは突き進みます。 どのヒロインも積極的でフェラや手コキを行ってきますし初Hも痛がる描写がありつつも 共に絶頂を向かえ複数回Hを行います。 複数回Hを行う過程や卑語を叫ぶのはアトリエかぐやらしい演出で 積極的にHを甲斐甲斐しく行ってくれるのはboinや彼女×3に見られた演出で 双方でのヒロイン主導でのH導入、 途中より主人公が強気で攻めたてるといった描写が好みの方には たまらないゲームとなっています。 専用ルートの有るメインヒロインは5人居り 奨学生の庶民娘・強気なお嬢様・兄を慕う義妹・クールな幼馴染・姉御肌なお姉さんと それぞれ個性豊かな面々で主人公の事を好意的に見ている為 個別ルートに入ってからは傍からバカップルと揶揄される状況が続きます。 姉キャラの爆乳120cmという設定はH為絡みはギャグなノリの身体描写になると思いきや 結構見れる構図や乳房の質量感描写で原画担当の八宝備仁さんの乳への拘りを感じました。 サブ女性キャラにもそれぞれHシーンが用意されてはいますが 前戯的な要素が強くファンディスクが出れば専用イベントが有るかもといったお披露目程度です。 (余談) SMのシーンがややイメクラな描写になってはいるものの 相手を恥らわせてお互いに感じ合うというSMの基本に乗っ取って描かれています。 よくSMというとサド(攻め側)がマゾ(受け側)を痛ぶりお互いの性癖で興奮するものが有りますが 厳密には極度のサド気質とマゾ気質が絡んでいるだけでありSMでは有りません。 エロシーンにSMを取り入れるとお互いの感情的な表現も含め尺が必要な関係上 エロゲーではマゾ気質サド気質同士のエロ描写が手軽なSMとして描かれる事が多く 情欲に溺れた果てのオチや陵辱行為的なものを 正当化する手段として用いられインモラルなイメージが有ります。 これは大きな偏見で本来のSMはお互いの心の結びつきとしては和姦的な傾向だといえます。 文化圏によってはフェラやら後背位といった行為でさえも 禁忌的な行為として受け止められるのでこういった文化圏での認識の違い を巧く表現したエロゲーがあれば独自色が際立つのではとも思います。 あまり民族的であったり宗教色が強いものをオマージュすると 多方面から非難きそうですが(苦笑。 |
手軽に濃いエロゲーを楽しみたい方へ。 イケメン過ぎる主人公はどうもという方はご都合恋愛エロゲーの為まずは体験版を。 パッケージイラストやあらすじからは予想出来ない SM的要素(といっても感想本編内容のようにサドマゾ気質な陵辱ものではない)が ある為ごく普通のエロ要素を楽しみたい方はご注意を。 アトリエかぐやのエロ方向での層が更に厚くなり ファンディスクを含めた次回作が楽しみに思える本作です。 |
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