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■■■■ソフトのタイトル・基本情報■■■■

〜パンツを見せること、それが……〜大宇宙の誇り(WHEEL/2009-06-25)

画像
新品・中古参考 
エロゲー感想者の満足度 5 点
夜のオカズ度 6 点
エロゲーのジャンル お姫様おしかけADV
メーカーHP http://wheel-soft.com/
エロゲーの属性 エロ重視オカズゲーコメディ
DVD1枚組  CGのおおかな枚数 /79枚(差し分含まず)
エッチCGの割合 80% 音声の有無 あり
システムの感触 良い 動画の有無 なし

■■■CG枚数データ■■■     ■■回想モード 49シーン ■■
ヒロインの名前 CGの枚数
フローラ・ド・アークアデア 通常14枚(回想モード9シーン)
マリア・ド・アークアデア 通常16枚(回想モード9シーン)
ミリア・ド・アークアデア 通常14枚(回想モード10シーン)
エレナ・ド・アークアデア 通常13枚(回想モード8シーン)
リレット・オルトフォン 通常15枚(回想モード10シーン)
レイン 通常7枚(回想モード5シーン)

■■■簡単な紹介■■■

子供の頃、学校に落下してきた隕石が見事激突した主人公・マモル。
しかし、なぜか怪我ひとつ無く生きていたため、『奇跡の隕石男』の異名を持つことになる。

……そして7年後の初夏。主人公の前に、高貴なオーラを放つ美人な女の子が現れる。

「聖玉を出しなさい」
わけのわからぬマモルに迫る女の子。

彼女たちの言葉を信じるなら、彼女たちは宇宙の彼方・アークアデア星からやってきた
アークアデア皇国の皇女たちなのだそうだ。

皇位継承者争奪戦のキーアイテム 『聖玉』を得るために、この星、
そしてそれを持つ主人公に会いに来たのだという。

ちなみにパンツを露出することは、その皇国の皇族の証にして、大いなる宇宙の誇りなのだそうだ。
宇宙の常識はすごい。

マモルの身体を宇宙技術の装置で調べると、どうやら体内、
しかもアストラルボディ側に聖玉が存在していることが判明。
そして、その聖玉を取り出すためには、マモルが性的に宇宙規模の絶頂を
迎える必要があるという衝撃的事実が発覚する。

かくして、性的なことにまったく不慣れな皇女たちの、身体を使った聖玉争奪戦が開始された。

■■私的でお気楽なゲーム評■■

大体の人が理解できる例えなのか最近怪しくなってきましたが、「野球」
 の話から入りますと、ピッチングで大切な事の一つによく
 「緩急を使う事」が挙げられます。

 今のプロ野球の選手はほんと凄いレベルで野球をやってまして、155キロくらいの速球
 を1球だけ投げたのであれば、多分空振りする可能性も高いのですが、
 これが3球も続けば良い打者であるほどジャストミート
 下手するとホームランされる可能性すらあるくらい速球にも対応するとの事。

 そこで、大事なのが、一球ごとのスピードの差。これがいゆわる緩急なのですが
 確かに素人目にも、120キロくらいの遅いスピードの球を見た後に145キロの球が
 来たら凄く速く感じるだろうし、逆に速い球の後でやたら遅い球がきたらタイミングがズレる
 だろうと判りますが、この「緩急の法則」は社会や生活の中でもよく見受けられます。

 そして、エロゲーにも当然この法則は重要なものとなってきます。

 なぜ、このような事を初めてに書いたかといいますと、今回の作品

 もうタイトルからして、肩慣らしもしないで剛速球投げてますが

 「〜パンツを見せること、それが……〜大宇宙の誇り

 は、ほんと伊良部くらいの剛速球(て野球好きしか判らない例えかよ…)を持つポテンシャルを
 持ちながら、とことん緩急を知らない困った投手のような印象の作品なのだっ!!

 「のだっ!」とこちらまで、空気の読めない剛速球を投げたくなるようなテンションの
 作品なのですが… て野田野田…ちくしょ〜比例で当○かよ、オイラの好きなコンニャクゼリーと
 エロゲの仇と勝手に思ってますが、それは置いておいて

 この作品。全体でひたすら剛速球を投げ続ける為、
 肝心のオイラ達プレイヤーが置いてけぼりになり兼ねない作品なのである。

 実は、かなりエロい。 上のデータを見ての通りほぼエロCGな上に、CGの質もいい感じで
 特に、フローラはオッパイが特に好き。ていうかCG乗せてしまうくらい好きなんですけど…
画像
問題は、このエロさとマッチングしないくらい、シナリオの
中の掛け合いのコメディとテンションが高いのである。

シナリオの方は決して下手な訳でない。寧ろ頑張りすぎて
 しまっていて、これが、エロのない、普通のコメディとしてなら
間を巧く作ってくれるアニメなどに向いてそうなんだが
これエロゲーだから。

エロゲーの場合、あくまでエロを引き立ててこそのシナリオな訳で、ひたすら剛速球な笑いを
投げ続けられても、最初は楽しいものが、次第に面倒なものとなり、下手すると目障りと感じる
方も出てくる可能性があります。だってエロの場合、

エロパート = 速球    間のシナリオ = 変化球(遅い球) という、野球の投球術ににたセオリーがあり
これが崩れると、どうしてもエロメインの作品としてはオカシナ事になる。

 普通、ほっといてもエロゲーの間の会話パートとか手を抜きそうなもんだが、
 有能なライターさんなのか、単体で見ると、すげぇ剛速球バシバシ投げてます(苦笑)

 とにかくシナリオもエロもCGもシステムも音楽も全部いい感じなのに、合体すると
 なぜかややイマイチな感じに仕上がっているのはほんと惜しくて惜しくてたまりません。

■■■結論■■■

感想の通り、個別ではかなりの良い出来なので、実は上のバランス面を承知の上でなら
 十分お奨めできる作品です。

 作品自体が全てへっぽこな遅い球しか投げれないソフトも多い中で、逆に質の高い
 剛速球を投げすぎて失敗する作品というのも滅多にないです。

 これもしかして、元々シナリオとかスキップ気味にやってるエロメインプレイの人には
 かなりの良作なのでは…

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