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■■■簡単な紹介■■■ | ||
少年少女達の織り成す淡い恋愛物語。 たとえ波乱があったとしても、それはあくまで、当たり前の『日常』の物語。そこにじわじわと浸透してくる、 異質なモノ——『非日常』。 陽と陰、美と醜、理性と狂気、聖と魔、清純と淫乱、整然と混沌……… そういった、両極端な対比構造の狭間から生まれ出る歪なエピソードの数々。 非日常によって徐々に歪められていく人間性の裏表やトラウマ、 心の奥底に秘められた狂気が異常な世界を展開させる。 |
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■■■ぶっちゃけたエロゲー感想■■■ | ||
このゲームの特徴を一言で表すと「グロ」です。 ただ「グロ」と言ってもタイプがあります。 一般的にエロゲーでグロと言うと「エログロ」を想像しがちですが、このゲームの場合はちょっと違います。 ではまず「エログロ」と「ただのグロ」がどう違うのか? 僕の考える「エログロ」は、あくまでも「エロ」の延長であり、 寧ろ「グロ」にならないギリギリのラインが最も良いと考えています。 一方「ただのグロ」は世界観の演出という目的で用いられ、 必ずしもエロを目的としていないものという位置づけです。 言い換えれば「エログロ」は「抜きゲー」であり、「ただのグロ」は「ストーリー重視の作品」ということになります。 具体的な例で言うと、例えばババアの脳髄だったりオッサンのハラワタだったりを 見ても性的興奮を感じる人は滅多に居ないでしょう。 勿論このゲームも(犠牲者の)多くは美少女ですが、 中にはこういった「どう考えても抜き目的には使えないもの」が含まれています。 これはつまりこのゲームが「抜き目的の為だけのグロ」を売りにしているわけでは無いということです。 はっきり言ってしまうと「エログロ」を期待してプレイすると とんだ肩すかしを食らいますよ・・・と言いたいわけです。 さて、では改めてこのゲームの紹介をしたいと思います。 と言ってもおそらくここまで読んで「グロ」が苦手な人は既に興味無いでしょうし、 エログロ好きの触手フリークも「あれ?」と思っていることでしょう(苦笑) でも一応オプション設定でグロシーンはカットできる仕様なので、 伝奇モノが好きな人はもうちょっと辛抱して付き合ってください。 物語は主人公が数年ぶりに昔住んでいた田舎の町に戻ってきたところから始まります。 町では謎の失踪事件が相次いで起こっており、 主人公自身も転校初日から不思議な体験をします。 しかし主人公はクラスで再開したかつての幼馴染の女の子との間に ただならぬ過去があったり、不良グループに目をつけられていきなり問題を起こしたりと、 実際それどころではなかったりします。 学園での人間関係と、町で起こり始めた不可解なできごと・・・ そしていつしか主人公はこの世のものとは思えない恐ろしい事件に 巻き込まれてゆくことになるのです。 とまあ、ストーリーはこんな感じのわりとオーソドックスな伝奇モノです。 序盤は普通の学園ラブストーリー。 後半は怪人が現れ、人間がゾンビになり、展開次第ではヒロインが酷い目に遭う・・・といった感じです。 基本的にヒロインが襲われるとBAD END。 ヒロインを救い出して事件を解決するとちゃんとHappy Endになります。 メインヒロインの3人に加え、その全員をクリアすると更に2人(+α)くらいのシナリオが用意されています。 後半のヒロインになると徐々に事件の真相が明らかになるので是非最後までプレイして欲しいです。 ヒロインは可愛いだけでは無く、人間らしい醜さや弱さもちゃんと描かれており、 また悪役は悪役で、時にユーモアで憎めないキャラクターになっています。 音声がヒロインだけでなく、男性キャラやほぼすべての脇役に至るまで ちゃんとついているのも贅沢な仕様です。 CGはかなり綺麗な部類に入ると思いますし、枚数も相当な量です。 総合的に見て、かなり質の高い作品と言えると思います。 ただどうしても人を選ぶ作品なので、 簡単には人に勧められないのが歯痒いところではあります。 |
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■■■ま・と・め■■■ | ||
先にも述べた通り、意外と抜けるシーンは少ないです。 キャラ、シナリオ、演出等、かなりしっかりした作りなので、じっくり腰を据えてストーリーを楽しんでください。 それにしても個人的にはやはり絵ではグロの本質を表現するのは難しいんじゃないかなぁと改めて感じました。 実写だったら生理的にかなり「クる」のかもしれませんが・・・ まあ日本でつくったらどうしようもないB級ホラー映画にしかならないだろうけど(苦笑) |
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