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■■■簡単な紹介■■■ | ||
「あらすじ」 田舎の小さな診療所で、医者である父と兄想いの妹の三人家族で暮らす主人公。 母は妹の出産に耐え切れず他界し、それをきっかけに移り住んだ土地だったが、 お互いに支えあう家族、思いを寄せる幼馴染、 友達想いの親友に恵まれ、平穏な学生生活を送っていた。 こんな生活がずっと続くことを願う主人公であったが、ふとしたきっかけで“ 他人の願を叶えられる”神様の力を授かることになり、 幸か不幸か平穏な生活は徐々に歪み始める・・・。 |
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■■■ぶっちゃけたエロゲー感想■■■ | ||
「序章」 最近、というより前々からなんですが、純愛系エロゲを買う頻度が減少傾向にあります。 純愛系をプレイするのが心身的に疲れるのは、まぁ良くあることだったのですが、 最近はそれに加えて“重く”感じるようになり、 純愛モノのパッケを手に取り裏面のあらすじを見ているだけで、 疲労感を覚えることも時々。 きっと、このまま進むと(エロ倉の先輩方のように)エロエロしか受け付けなくなるのだろうか・・・ (新年からこういう作品を買っている時点で、もう手遅れだろうなぁ。) 「感想」 「貴方の幸せが、私の幸せです。」ドラマの台詞や愛護団体のキャッチフレーズなどで 取り上げられそうな、それこそ愛を思わせる文句ですが・・・ 実際のところ“貴方の幸せ”が遍く“私の幸せ”になるはずもなく、 かえって不幸に陥ることも多々ある・・・ そんな切なくも厳しい現実を、嫌というほど味わえるのが、今回の作品です。 本作のジャンルは“寝取られ系”です。 正直なところ今までは、寝取られ系とは、兄弟や友人の嫁とか彼女とか割と近しい存在を、 あの手この手で手篭めにして、あまつさえ調教とかしたりする“ そういうシチュエーションの陵辱エロゲ”のイメージがありました。 (やったことないけど、兄嫁とかそれっぽいイメージ) とはいえ一応“寝取られ系”というジャンルは確立されているわけで、 それ相応の見所やエロさなんかがあるんだろうなぁ〜 なんてお店で熟考した末に本作をチョイスしました。 シナリオは、淡い青春物語のように始まり、相思相愛を思わせる幼馴染や 兄思いの妹、姉のように接ししてきた看護婦さんなどのキャラクターに 好感を持たせたところで、徐々に歪んでいきます。 その歪み方も、異常だと思うのは主人公だけで、他の人々は主人公を放置して 当たり前のように生活を続けます。 しかもそうなった原因が自分にあり、今さらどうすることもできず、 ただ現実を受け止めるしかない苦悩や憤り、疎外感や孤独感からくる 寂しさを堪能できるシナリオとなっています。 ゲームの進行は選択肢による分岐型です。 が、選択肢は3箇所しかなく、エンディングも2種類しかなく、 エッチシーンも固定なので攻略も何もありません。 エッチシーンは、個人的には好みの絵柄で、声優に青山ゆかりがおり、 何もよりも初めて味わう“寝取られ”という官能感に興奮しましたが・・・ 冷静に見てみると、内容としては一般的な性行為と乱交や排泄系(大&小)、 羞恥プレイなどがありますが、全体的に種類は少なく、 またシーン自体も短めです。 絵柄自体も好みが分かれそうな独特な印象ですが、辛うじて声優陣が良い仕事してくれたおかげで、 なんとかオカズに使えるレベルだと思います。 主要なエッチシーンは、幼馴染と父親のラブラブ新婚生活を主人公が複雑な心情で覗くものです。 主人公以外はフルボイスなのでシーンの間、主人公はほとんどナレーションと化し、 初々しい幼馴染が望んで父親に開発されていく情景と会話を傍観するという流れです。 また、エッチシーンには演出として、局部を拡大したカットインが入ります、 これも好みが分かれそうですが、私的には、所詮拡大したところでモザイクが入っているので、 あまりエロいとは感じませんでした。 音声はフルボイスで、女性・男性キャラ共に声優陣も豪華で仕事っぷりも良かったです。 システム面もゲームの雰囲気に合わせて田舎っぽい設定画面 (木目に漢字表記)で、設定項目も標準的なものが揃っています。 |
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■■■ま・と・め■■■ | ||
作品の着眼点は非常に面白かったのですが、シナリオ・エッチシーン共に 物足りなさが感じられ、価格も考慮すると、シナリオ重視ともエロ重視とも言えない 中途半端な作品です。 奇抜なシナリオとエロをお求めな方にはオススメです。 私的には、エロゲの新たな要素を発見できたので、買って良かった作品でした。 (新年から幸先良いような、そうでもないような) |
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