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感想
新年初は、手軽でさくさくプレイできるゲームでもプレイしようと思い買ったのがこれ。
知名度も高く人気があるのでもう感想する必要はないような気もするもののせっかくなので。
このゲームをエロ系親父族から見ると、「若者にも開放されたエロコメ」ですな。
かつてはエロ狙い(親父向け)とシナリオ狙い(若者向け)とおおざっぱに分けられていた発売分布。
それが、このゲームがでた2003年あたりから、エロも濃くて萌えるシナリオ
だったり、エロは薄いけど大人向けなシナリオ(ミステリ−とか)のように、枠に括れない
ゲームが沢山登場。そんな中での一本でした。
「エロコメ」と言って良いと思うですが、いわゆる親父系のエロコメのツボは、
「キャラがあけっぴろげで笑える展開のエロ」「設定やヒロインが親父向けの都合の良い展開で結果笑えるもの」
など、あくまで「エロを補助する形で「笑い」が存在していました。
ところがこのゲームは、当然、親父ギャグ的なタイトルで、設定も親父好みでありながら、
主人公と姉の会話のテンポや笑いはなかなか。悲しいことに2003年の頃笑えたギャグも多いので
今やるとな、なんで今更…と少しひくことありますが、全体として読んでて面白い。
「面白い」と思うのは親父だけではなく、20代前半にも通用する笑い。
なんつ〜か、タイトルとか、設定はゲーム会社のオッサンが考え、シナリオは若い感性をもってるか、単に
若い奴が書いたような事情が感じられます。
親父向けエロコメの「笑い」の部分が「ネタとしては痛いけど、エロに繋がるから良し!」
なのに対して、「姉しよ」は、「ネタも笑えて、エロもそれなり」
な比重になっているように思います。
そのせいか、エロ狙いとしては、少し薄い感じですが、まあ低価格系ソフトなことを思うとまずまずなのか、
基本和姦なのと、姉達との会話やイベントを楽しみつつ、いちゃいちゃしたりされたりを楽しむのがメイン
と言っても良いのでこの感じでおっけ〜かも。…ちゃんと3Pなんかの複数プレイもあるし。
クラウドの「Xチェンジ」シリーズなどを代表とするご都合系エロコメはオカズとして最適ですが、
ネタとしては、エロにもっていく展開なので飽き気味になるといえばなるし、
たまには、姉達との掛け合いで笑え、姉一人一人のキャラをつかんでから、エッチシーンは
しっとりと迎えるのも良いものだと思いました。
協力体制になれぱ、好きな時にエッチもできるしエロと笑いの融合に成功しています。
弱点、といえば、「笑えるか?」の一点のみ。
シナリオが笑えれば、エロも満足するんですが、逆に笑いはいいからエロメインで購入した人には
多分、シナリオはいいからエロCG増やせ…とか言われそう。
まあ、エロ狙いでの購入はお勧めできません。
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